久しぶりの書き込み

この日だけは忘れてはならない。http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/comment?date=20080218#c
臨床医にとって、9.11に匹敵するくらいの事件が起こった日だった。
あの事件のあと、全国で盛りあがったK医師への支援の声は
世間的はほとんど注目されず、理不尽な訴訟やモンスターペイシェント
加速度的に増えている。
なんら有効な策をうちだせない厚労省
自己の誤りを認めない検察庁
現場をしってか知らずか無能な医師会、
そしてさらに悪策を押し付けようとしている厚労省
それらに対する嘆きは医師の良心をも凌駕しようとしている。
確実にかつ急速に医療者の心が砕けてきているのは間違いない。


自分の責任に眼をつぶり、人に罪を押し付ける今の風潮は、
老いもわかきも、教育レベルの高低も関係なく増えてきている。


蛇足だが・・・
実は私自身も家族を医療事故で亡くしている。
あの悲しみと不信を、医師になることで昇華できた自分は
とっても偉かったのではないかと、褒めてあげたい位だ。
でも医師になったおかげで、あの苦しみから解放されたのだろうと思う。