続・離島医師募集の概略

先日上司に長崎県からの募集要項が届いた案内を転載しておく。

今日のニュースにもなっていた。http://www.sankei.co.jp/news/040203/0203sha040.htm 

各位
長崎県離島・僻地医療支援センターの職員募集について

 時下 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、全国でも有数の離島を抱える本県ではこのたび離島診療所の
医師確保のため「長崎離島・僻地医療支援センター」を設立する
運びとなりました。
 本制度は離島医療に従事する医師を県職員として採用し、医師確保が
困難な離島の市町村診療所に一定期間派遣するものであります。
支援センター本部には派遣医師の支援を専任とする医師が配置され
当該医師の支援を受けながら、複数の医師が交代で離島市町村の
地域医療に従事するという形態をとり、いわばチームによる離島医療支援を
実践していくことを基本構想としています。
 中でも多くの医師の皆さんが本制度に参加していただけるよう、
1)身分は県職員としての採用であること
2)1年半勤務後、半年間出身大学などの希望する機関で
長期自主研修(有給)できること
3)離島診療所勤務中はいつでも支援センターの医療支援が受けられる
4)長崎大学離島医療研究所との連携により、離島診療所に勤務しながら
大学院社会人選抜による入学制度を活用して医学博士課程を履修できる
など魅力ある支援体制を準備いたしました。
 詳しくは同封のチラシ・県のホームページをご覧ください。
 先生ご自身の参加はもとより、貴施設やお知り合いの先生で希望する
方がいらっしゃればご推薦くださいますようよろしくお願いいたします。

平成16年1月 長崎県福祉保険部長 ○○ ○○

チラシをみると募集は2名で昭和14年以降の生まれであり
国家試験取得後1年以上の経過したことが条件となっている。
いちおう試験もあるようだ。対象となる診療所は61箇所あり、
離島→本土へは画像転送・ヘリ搬送も利用できる。
(14年の年間画像転送は243件、ヘリ搬送99件)

離島診療に携わっている医師からのコメントには、
都市部での医療では味わえない充実感があるなどと書かれていた。
たった2名の募集でいいのか?と思う反面、
長崎県と直接関係ない医師が、わざわざ長崎の離島医療を
志すかな〜?とも思う。

しかしながら、こういった新しい試みは
今後の医療に是非必要なことだと思うので
長崎の結果を見守ってみたい。