再開したが、存在価値は地に落ちたかもしれない。

■2007/05/30 (水)

首を長くしてM3の再開を待っていた。しかし、再開の場にはもはや言論の自由は失われていた。削除の山。履歴の読みは不能。新たなスレッドが立っても意向に沿わない場合はすぐに削除。意向がどういう方向なのかすらも意味不明だ。私は戦争を記録で知る世代だが、なんだか戦時中の検閲のようだ。そういえば、大本営の遠い展望のない、行き当たりばったりの作戦と、僻地医師派遣やら実際の臨床現場とかけ離れた諸政策は似ているように思えてならない。そしてさしずめ医師は特攻隊のような存在なのか?

どのような職業もそれぞれ大変だと思うが、医療業界ほど国の妙な政策に振り回されることはないだろうと思うと悔しくてたまらない。

今、受験生人気は医学部>>東大なのだと聞く。でもこの記号の向きは、底辺医者の身分では逆向きだ。そしてその差は今後急速に広がるような気がする。残念だけど。医学部を目指す受験生は、現実はとても厳しいこと、そしてそれはこのところ急速に心の病気に陥る医者が増えていることに現れている実情を知ってほしい。かっこいい正義感だけでは医者はやってられないということを覚悟してほしい。