2004-01-01から1年間の記事一覧

ゆずり葉の詩

クレジットカード会社の雑誌を読んでいたら ずきんとする言葉があった。 柴門ふみさんのエッセイだ。娘さんの同級生と久しぶりに電車で遭遇したら、 すっかり化粧が濃くなって大人になっていたことで、 「ゆずり葉」の詩(ゆずり葉の葉は、新しい葉っぱのた…

同意します!

いつも感心して読んでいるさーじゃんの日記の一文。 現状を簡易な言葉でずばりと書かれている。 ↓ 医師の世界には無労働でお金をもらう仕組みと、 無給で労働する仕組みがあって釣り合いが取れていた。 なのにお金をもらう仕組みだけが禁止されてしまった。 …

自分へのクリスマスプレゼント

百貨店に行って驚いた。 アクセサリー売り場が若いカップルであふれている。 まるで何かのバーゲン会場のようだ。 女性が強い時代の象徴かもしれない。 自分の若い頃はカップルで一緒にプレゼントを選ぶなんて 考えられなかった。 時代が変わった事を思い知…

私には耐えられない。

結構役に立つ情報も時には得られる2ちゃんねるで、 超過酷な勤務を強いられているドクターを知った。↓の病院の院長。 (http://www.pref.miyagi.jp/iryou/jititaibyouin/byouinshoukai63kurikoma.htm) 何でも4人の医者のうち、現在残っているのは2人だそう…

習い事。

唯一の習い事のフルートだが、停滞している。 教本の方は1ページ進むのに1ヶ月かかっている。 行き詰まりかもしれない。サブテキストとしてポピュラー〜クラッシックの有名な曲の 練習もあるが、こちらは1〜2回に1曲のペース。 これが結構息抜きになる。一…

多事争論。

TBSのニュースでお馴染みの筑紫哲也さんの講演を聞いてきた。 筑紫さんにはイラク人質問題を始めとして ちょっと偏った考えをもっているように感じて敬遠していた。 (TBS自体が朝日と並ぶ偏向報道の権化のようだが)小さな会場の前から2列目という好位置で…

報道特集

報道特集で癌治療についての日本の問題点を取り上げていた。 抗癌剤の専門医は少なく、癌のチーム医療を実施できる病院は限られている。 本当に正しく、苦痛の少ない治療をするには 十分な知識とある程度の経験は必要だ。 が、実際には目の前に患者がいて、…

自分の気持ちを正直に話したいけど。

某婦人科で今年始めから子宮筋腫としてホルモン剤などで 治療をうけていた患者がいる。40代の女性だ。 足が痛むということで私の勤務先を受診されたが、 右が痛くなったり左に移ったり、大腿から下腿へと痛みが移動するらしい。 一見したところ、血栓症とも…

お弁当が売り上げを左右することも・・。

勤務先は私立の病院なので、週1回の薬の説明会には必ずお弁当がつく。 これが密かな楽しみだ。 どのお店にお弁当を頼むのかはMRにお任せ。 意外な名店が発掘できることも稀ではない。たかが弁当とあなどれない。 食いもののうらみはなんとやらで、 説明内容…

納入病院公表、そしてどうなる産婦人科開業医。

新聞・テレビで一斉にフィブリノゲン納入先の病院名が 公表された。これはいつ発表されるか、ずいぶん前から噂になっていた。 わが勤務先でも、対応に関して何度か会議を持たれ それなりのマニュアルを作っていたのだが、 なにしろ一番最近の使用ですら10年…

追記

↓ではわからなかったことが朝のテレビで報道されていた。 めぐみさんのものと渡された遺骨鑑定の続報。細胞核は完全に近い形で破壊されていてDNAが抽出できなかったので 核からのDNAを検査材料とした科警研では検定ができなかった。 一方、帝京大学法医学部…

科学の力ってすごい。

まだPCRが日本ではほとんど知られていなかったころ、 私はアメリカ帰りの超優秀なドクターから、 遺伝子検索の手ほどきを受けた。 (アメリカでも最先端の技術を身につけたドクターから PCRを用いた遺伝子研究を学位習得のテーマにするよう指導されたのだ。…

ニンテンドーDS・・超人気らしい。

私はゲームをしないので、どんなソフトが流行なのか どんなハードが人気なのかさっぱりわからない。 初期のプレステでゼルダの伝説をしたのが唯一のゲーム体験である。 ゼルダにははまりまくって、馬鹿だな〜〜とわかっていながら やめられなくて夜が明ける…

日記の訂正です。

先日の日記で書いたことに対して、 貴重なご意見をいただいたことを感謝いたします。 直接お礼のメールを差し上げようかとも思いましたが、 同じように感じられた方がいらっしゃるかもしれませんので、 こちらで書かせてください。接遇研修の話の中で国会答…

韓流ブームへの反感。

年末年始の当直が発表になった。 私ははずれている、ラッキー! 周りの先生に2年連続当直からはずれた〜と喜んで言うと 一斉に「なつき先生、元旦当直してたよ」と言われた。 えー、そう?全然記憶にない。 こんな時にさるさるの過去日記は役立つ。 なんと日…

接遇研修会。

施設認定に向けて院内のあちこちで動きがでているが、 役に立つと思われる試みがあった。接遇研修である。 職員対象にはこれまで何度か行われてきたらしいが、 医局対象で大1回目の研修が行われた。 常々勤務先の一部の職員の言葉遣いと態度を苦々しく思って…

稀な事故で全ての手技に制約をつけるの?

ますます医療が萎縮していくことが危惧されるような記事をみつけた。 ↓ 【毎日新聞 2004年11月17日 3時00分 東京女子医大:点滴ミスで患者死亡 2千万円で遺族と示談 東京女子医大病院で昨年9月、入院中の埼玉県上福岡市の 女性(当時63歳)に点滴をする…

医者であっても畑が違うと素人同様。

内部告発をするには多大な勇気と覚悟が必要であるが、 医者が医者(病院)を告発するのは狭い世界だけにさらに困難である。 その困難に立ち向かった医者がひっそりと鬼籍に入られていたようだ。 ↓【2004年11月17日】 【久能恒子さん死去 医療過誤原告の会会…

おれおれ詐欺の進化

こんなにおれおれ詐欺の実態・手口がわかってきているのに まだ被害は後を絶たない。 自分だけは絶対に詐欺にあわないと思っているが、 とっさになるとあせってしまい、正常な判断ができなくなるのだろうか。 ある医師が注射ミスをしたという詐欺にひっかか…

疑問だらけの施設認定。

施設認定の準備で忙しい。 第三者団体の認定機関(役人の天下りらしい)も どうなんだろう?と疑問だが、世の流れは認定取得の方向なので 長いものに巻かれたいらしい、勤務先のトップは。この認定条件がまた膨大でややこしい。 どうでもいいのではないかと…

医学の進歩。

大学病院勤務時代は若い血液疾患の患者が多かった。 いつも問題になったのは生殖機能の維持であった。 化学療法をするにしても放射線療法をするにしても 毒性に敏感な生殖細胞の機能を犠牲にする覚悟が必要なのだが 実も花もこれからのうら若き女性に将来子…

男っていくつになっても・・・。

比較的元気な暴力的な痴呆患者が問題である。 男性患者は力も強いので暴力の程度も強いし セクハラまがいの行為も悩みの種である。2週間前に肺炎で入院してきたある患者。 肺炎はすみやかに治癒したが、介護への抵抗がすさまじい。 食事はなんとか自己摂取で…

危ないドライバー、走る凶器。

TBSの報道特集で高齢者の運転の危険性が取り上げられていた。 判断力や反射神経が衰えているという自覚のない高齢者の 運転は本当に危険である。 私も田舎の病院にいたときに田圃のあぜ道に車を横転させて 血気胸、肋骨多発骨折の自損事故を起こしたおじいい…

危ない医者??&変人ドクター

危ない医者(山内太郎著)を読んだ。医者の世界の暴露本だ。 一般の人はご存知ないだろう非常識な医者の世界を鋭く斬っているが これは書きすぎではないかと思う部分あり。 女医への偏見・・「女医はプライドが高く感情的で、キツイ仕事は避け 当直もしなの…

素晴らしき若きドクター&インフルエンザの季節

若者世代との価値観のギャップは確かにあるし、 昨今のQOMLを大事にするべきという主張にも大いに同感するが 若いドクターの中にも昔ながらの患者に自分の生活を捧げている生活を 送っている人たちがいる。「物凄く大変だろうけど、あなた方が これからの医…

ヒラリー=ジャンヌダルク説。

やはりアメリカ大統領選挙に触れておかなくては。 どちらが共和党なのか民主党なのかも知らなかった無知な私であるが、 (もちろん今は共和党=ブッシュとわかりました) これからの世界をひっぱって行くであろうアメリカのトップが 誰になるか非常に期待し…

苦しいときこそ真価を問われる

辛いとき、苦しいときに人の本音がでるし、真価も問われると思う。 以前のイラクの人質事件の時には家族の対応に 疑問を感じることが多かった。妙な団体の後押しもあったようだが。 今回の九州の青年の家族は立派なコメントを残している。 さらには特殊団体…

くたばれ誇大広告。

病人の弱みに付け込む誇大広告を常々腹立たしく思っている。 昨日も新聞チラシに「糖尿病が治る!」とうたった健康食品があった。 体験談と使用を薦めているある開業医の談話も載っていた。 ばかばかしくて読む気にもならないが、 きっとだまされる人はいる…

なんでも訴訟なのか??

こんなことで訴えられるなんて世も末と嘆かわしい訴訟2件。病院転送遅れ死亡と提訴 約1億4400万円請求 秋田県田沢湖町で2002年6月、交通事故で重傷を負った会社経営の夫= 当時(62)=が死亡したのは、同町立田沢湖病院が適切な応急措置を せず、設…

島田紳助暴行事件

島田紳助のことは以前の日記でも書いたが、個人的に 非常に尊敬している。常識人で正論をとおす貴重な人物と思っていたので 今回の事件はとても残念。 手を挙げてしまった彼の非は否定できないが、 なんだか被害者の女性があまりに手際が良すぎるのが胡散臭…