東京は震度4。

週末は予定通り、東京に講演を聞きにでかけた。
土曜日の講演会は最先端の研究で非常に格調高く、
内容の濃いものだった。
予備知識が欠けている私には全く理解できない用語や
わからない部分が多々あったが、今最先端ではどのような
事柄が着目されているのか、なにかしら手がかりをもらえたと思う。
いつもこういう勉強会・研究会ではインスパイアされるのに
長続きしないのが反省すべき点である。
今回はきちんと復習して少しは理解度をあげようと思う。

翌日は楽しみにしていたミュージカルがあったのだが、
うかれている場合ではなかったのだった。

土曜日、研究会会場で体に感じる揺れがあった。
帰りに寄ったデパートでも揺れた。
震度4の地震がおきております、と全館放送があったが
まさか新潟であのような災害が起こっていたとは予想しなかった。
帰りのタクシーでも運転手さんと、今東京で大地震がおこったら
とんでもないことですね〜〜とのんびり話していたのだが。

テレビで緊急特番が組まれ、始めは思ったほど被害は
なかったのではないか??という印象だったのに、
次第に状況がわかるにつれ大惨事だったことが明らかになった。

今すぐにでも応援に行きたいと思う医療関係者は多いだろう。
私にもその気持ちはあるけど、病院を放り出していくわけにはいかない。
何かしたいのに、何もできないもどかしさで辛い。

テレビでは「政府の対応が遅すぎる」だの「首相が映画鑑賞に
言っていたのは許せん」「阪神の震災後、10年間、何も
進歩していなかった」などと有識者が批判を繰り広げているが、
逆に有識者に「貴方たちは人に批判できるようなことをしてきたか」と
聞きたい。自衛隊の出動が迅速であったなど「よくやった」と
ほめられるべき点もあるのに。首相にしたって24時間難しい顔して
仕事しているわけにはいかないだろう。たかが映画鑑賞を
していたぐらいのことを長々と批判する時間がもったいない。
昨今のマスコミは批判、批判のオンパレードで嫌になる。

被災者がいるのに自分だけミュージカルを楽しんだことは
今書くべきではないと思うので、こちらは後日。
(本当に素晴らしいミュージカルだった。
いくつかつっこみどころもあったけど。
お芝居の魅力から離れられない気持ち・・わかるな。)