女性の時代?

■2005/10/25 (火)
社会の多くの分野で女性の進出が目立っている。医学部でも以前は1割に満たなかった女子であるが、平均30%くらいの割合になり、某大学では80%が女性というところがあるらしい。

中学校の子供の文化祭に行ってきたのだが、ここでも女性パワーは凄かった。各クラスの演劇の監督や脚本は全て女子、英語のスピーチの代表3人も女子、生徒会長も女性で、委員会も女性がほとんど。男女同数の生徒のはずなのに、この差は何ということだろう?小学校では女子の成長が早いので女性優位でも納得できるが、中学校もこの有様だ。女性として、女性パワーが高まるのは嬉しいけど、こんなに激しいと少々不安になる。体の構造からも出産や育児はどうしても女性が中心荷ならざるを得ない。医者という職業ではこれが大きなハンディになってしまう。(医者自身にとってはもちろんだが、周りへの影響(患者さんや医局の人事)においては、出産休暇などとられるのは痛手だろう。大学にいたころ、医局長がたびたび「女性はある日突然「できちゃいました!」と言ってくるから頭が痛い」とこぼしていたものだ。今だったらこの手の発言はセクハラになるのかもしれないけど。