煽り立てる報道。

■2005/11/23 (水)
タミフルの件では、国もマスコミにもあきれてしまう。一般の人にはまるでタミフルがないとインフルエンザが治らないような錯覚を起こさせるような報道だ。

あおっておいて、不足が懸念されると付け加える。それに新型インフルエンザ対策としての備蓄の動きが拍車をかけている。

タミフルがない時代でもインフルエンザの流行はあったし、他の処方で乗り切ってきたのだ。日本が世界の過半数を消費している異常な状態であることを何故大きく報道しないのだろう?

そして新型インフルの発生を真剣に憂慮したならば、即刻、通常の生活を送る人が罹患してもタミフルは処方しないなど、処方に制限を設けなければいけないのではないだろうか?

タミフルしかないぞ、と脅すような報道によって、インフルエンザでない人や、適応時期を過ぎている人からも処方を希望されそうだ。流行したら早々に供給ストップになるかもしれない。その後に新型が発生したらどうすればいいのだろう?