検察・警察組織の恐ろしさ。

■2006/03/05 (日) 福島事件の医師系メーリングリストのスピードが速くてついていけない。が、皆それぞれもっていた危機感・切迫感が一気に爆発したような感じだ。福島の事故は青戸病院や東京女子医とは全く違う、不可抗力の症例であると思われるのに、報道は同じ扱いだし、きっと一般の人も同じように感じるだろう、残念ながら。

医者は多かれ少なかれある種の使命感を持っているし、お金や時間は二の次と思っている面がある。だからこそ熾烈な勤務にも耐えてきたはずだが、この事件が通るようなご時世なら、もはや医者も一般の仕事と同じような態度で臨まざるを得ない。(医者の良心を犠牲にして)

今日、裁判があったようで、その傍聴記も書かれていたが、実際に現場で活動しているドクターがいるのには頭が下がる。のうのうと通常勤務をしている自分が恥ずかしいが、そうかといって自分の代わりはいないのだ。傍聴記には弁護士の人から「日本の裁判制度はひどいんだ。でも 世界の中ではましな方だ。注目も応援もない人はもっとひどい。」という言葉を読んでザスクープの佐賀の農協での冤罪事件の番組が重なった。あの事件も検察のでっちあげ、警察の証拠隠滅と、組織の面子のために罪なき人を罪人に仕立て上げるという想像を絶する組織の怖さが伝わった。この事件では報道の力が冤罪立証に寄与したのだと思うが、加藤先生にも理解してくれるメディアはないだろうか。


ちょっと興奮しているので支離滅裂。駄文でも少しでも多くの人の目に触れればと思い書いています。