反応の鈍さ。

■2006/03/06 (月) ネットでは大騒ぎになっている福島産婦人科医逮捕事件だが、全国ニュースにならないためか、私の地方は福島から遠いためか、はたまた勤務先には常勤の産婦人科医がいないためか、医局では全く話題に上らない。こんなことがあったんんだよと仲良しの同僚に話すと、そういえば聞いたような気がする。でも内容は知らないようだ。全国で多くの医者が会を結成して立ち上がろうとしているんだよ、と話しても反応は鈍い。

家で同じ内科の夫に話したが、医局でのんびりしている暇もないし、ましてやパソコンの前でニュースを見る余裕はないって。夫の診療科はおそらく病院一多忙な科だから仕方ないのか。事件の詳細を話したが、ネットでいくら正論で盛り上がっても、現実社会には影響ないよと冷たい言葉。それでは私たちも何か活動を起こすべきではないかと提案してみたが、暇がないと言われ、がっかり。

何故こんなに危機感が欠けているのだろう。皆それぞれ今の医療を取り巻く状況は心配しているのに、何とかなるだろう・・・で過ぎているのだ。ああ歯がゆい。