寂しいね。

■2007/01/25 (木)
少し見ただけなのですが、クローズアップ現代で変わりゆくレセプト〜情報開示を取り上げていた。採血いくら、レントゲンいくら・・・もうスーパーと同じレベル。まっとうな医療を心がけているし、検査をするときには余裕のある限り、説明と了承を得ているが、開示することによって、またあらぬ疑いを持つ患者さんがでてくるのではないだろうか。
なによりも、そうまでしないと、信じてもらえないのか・・・とても悲しく寂しい。

番組とやや離れてしまうが、行政の改革の進め方がおかしいと感じることが多すぎる。たとえば・・・
レセプト病名と実際の病態との乖離なんて、一般の人に理解してもらえるのだろうか?私はこちらの改革から先にしてもらうべきだと思う。新しいことに手をつけるのは大切だろうが、準備不足、順番が逆じゃないだろうか。
医局制度にかわるべき組織をつくらぬまま、医局を崩壊させ、新研修医制度をつくり、今医療崩壊が進んでいるのに、混乱に輪をかけることをさせるままになっている・・・勤務医の無力さにまた落ち込んでしまった。