ファジルサイに驚嘆、経鼻胃内視鏡に困惑。

■2007/03/09(金)
凄い演奏を聞いた。モーツァルトトルコ行進曲だが、ファジルサイさんの手にかかると原曲のイメージはありながら、全く別の現代風の楽曲に変貌していた。トルコの奇才といわれているそうだが、本当に凄い。大胆で繊細。ピアノであって、ピアノを越えるような音色。弾く楽しさ、音が弾む喜び。まさに音楽界の革命児!あまりにも感動したので、この衝撃を忘れないように書き留めておく。

遅ればせながら、経鼻型の胃内視鏡を使ってみた。最近は、検査係がいるので、内視鏡検査自体も他の人に任せて自分ではしなくなった。こうやって覚えた手技ができなくなっていくのだろうと反省。これからは胃内視鏡位は、時間があるときには自分でこなそうと決意。長い間ブランクがあっても、通常の内視鏡は体が覚えているものだが、新しい手技は少々やっかい。やはり、流行の経鼻は押さえておくべきと思うが、慣れるまで数例以上は必要だ。勝手が違うと適応しにくいのは、ドンクサイ上に年だからか。来週は鼻内視鏡の克服をテーマにしよう。

経鼻内視鏡の利点ばかりがネットでは目立つが、1)鼻出血の可能性、2)生検検体が小さくなる、3)送気・吸引に時間がかかる、4)十二指腸挿入が困難なことがある・・・など欠点もある。特に鼻出血があると、食道挿入前からストレスになりそうだ。まずは慎重に適応を選ぶことが重要と思う。