いつもの朝令暮改。

■2007/03/14 (水) リハビリ日数制限は悪法だったので変わるのはよいことだが、相変わらずの朝令暮改にあきれる。作った制度の間違いに気づいたのなら、作成者の顔をださなくともいいので、せめて厚生省の見解として「間違っていた」と言って欲しい。お役人の手のひらの上で右往左往する医療界を高笑いしてみているような態度に怒りが燃え盛る。最近は、昨年まで医療実態に疎かった夫のほうが私以上に怒るので、不本意ながらなだめ役になることもしばしばだ。

さて、病院でたまった雑誌と手紙の整理。毎日多量の印刷物が届くので、気を抜くとあっという間に机にタワーができる。

某メーカーから提供の医療雑誌、ドクターサロンの今年1月の雑誌を、今頃読んでいる。医師会会長の年頭所感は次のように書かれていた。
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(前略)わが国の医療はOECD加盟30カ国中において17番目の低い医療費にて維持されている一方、WHOや諸外国からは優れた医療制度として高く評価されています。数年来の医療費削減により、全国各地域の小児医療・産科医療や、救急医療体制に大きな影響が出ております。医療機関には経費削減を強い、病床削減を余儀なくされる状況の中で、専門医療の中核的担い手である勤務医の負担が増大しております。早急な対策を打たなければ、国民医療の崩壊につながります。国民の期待に応える地域医療提供体制の構築のためには、各医療機関の医療機能連携を一層活性化することにより、勤務医の救急・外来医療の負担と事務量を軽減し、本来の医療機能が発揮できる体制を築くことが必要です。(後略)

はい、ごもっともでござんす。会長も一応分かってはいるのだ、事態を。ではどうすればよいか?肝心な後の部分は、形式的な机上の言葉で埋め尽くされていた。事態を分かっており、それなりの力を持つトップの立場の方の発言がこれでは・・・。結局現実は何も変わらないのだろうと、どっと脱力。