将来のこと、ちょっと考えなくては。

昨日、勤務先の医者と病院幹部の新年会があった。

その席で、理事長から「なつき先生はいろいろな手技もできるし、
患者の評判もいいのだから、医局の都合であちこち行くのはもったいない。
医局の人事からはずれてうちに就職しないか。」
というありがたーいお言葉をいただいた。

ちょっと買いかぶり過ぎ、と思うが、
表立って人に評価されることなどほとんどないし、
まさか理事長からまずまずの評価をもらっているとは
思ってもいなかったので、嬉しかった。
(アルコールに強い理事長だが、かなり飲んでいたので
酒の上だけの話なのかも・・・)

今の勤務先は一線級の病院ではないし、将来的に急性期病院として
残れないような不安要素はあるのだけど、ちょっと考えてみようかな。
腰を落ち着ければ、積極的にいい病院にしていこうという
意気込みもあがるだろう。

そろそろ先の見通しを決める時期かもしれない。
年を取りすぎると、こんな話もこないだろう。

数年前、おそらく医者人生で一番熱心に
一生懸命、家庭も犠牲にして勤務していた病院でも
医局をやめて来ないか、と誘われたことがあった。
当時はまだまだいろんな経験を積みたい盛りだったので、
即お断りしてしまったのだけど
その病院は1線級で将来急性期病院として
生き残れる可能性が高い病院だった。
今から思うともったいないことをした・・とときどき後悔している。
でも、でも、年とってから、あのハードな生活を持続する自信はない。
ほどほどの自分の身の丈にあったところでの妥協も必要なのだろうか。

医局に所属していれば、食いっぱぐれることはないと保障されている。
が、医局の都合で意に沿わぬ転勤をさせられることもある。
うーん、どうしよう。

ちょっと心が揺れています。