なんでもミスと言われては・・・

■2004/01/18 (日) 愚痴が多くなりますが、
そもそも不満の捌け口として始めた日記なので、ご容赦下さいね。

開業している友人からメールが来た。
彼はときどき警察から、検視を頼まれる立場だ。
メールで彼は
やめてくれよ!医者は悪くないぞ、と叫んでいた。

ニュースタイトル「病死の男性は二男が絞殺。検視ミス」
埼玉県で79歳の男性の遺体が発見され、警察では病死と判断、
ところが男性の二男が「自分が殺した」と自供したため、
殺人事件に切り替え、検視のミスがわかった。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040119-00000059-mai-soci)

彼いわく、
外から見て傷がなければ、はっきり言って死因はわからない。
警察に解剖しなければ死因はわかりません、と言っても
事件性は乏しいので解剖するほどでないです。
先生死因お願いしますよ。といわれて書くことが多いと。

検視 刑事訴訟法による死体検査の手続き。
   検察官、司法警察官の権限で行う。
検屍 検視の一部として検察官、司法警察官の要請により医師が行う。
   その結果、司法解剖を行うかどうかの法的決定権は検察官にあり
   医師にはない。

ふう、マスコミは文字を扱うプロのはず。
もっと正確な言葉・意味を把握してニュースを流して欲しいものだ。

でも絞殺痕、残っていなかったのかな。
もっとも殺人かも、と思って検視しないだろうけど。
今回は次男の自供で事件が発覚したが、
病死・自然死と片付けられた、
闇に葬られた殺人も少なくないのかもしれない・・。