崇高な志。

昨日のNHKの21時からの特別番組でSARSと戦い、
SARSの犠牲となった医師の仕事が紹介されていた。
SARSが世界に発信されたのは、発生地で患者の多い中国ではなく、
ベトナムだったことを思い出した。

突然、高熱となり、物凄く急速に悪化する肺炎。
初めて遭遇した医療スタッフは非常に困惑したことだろうし、
当事者以外の人にはにわかには信じられない肺炎であったろう。

早い時期からWHOと連絡を取り合って、
世界に情報を送り続けたイタリア人医師は
結局SARSに罹患し命を落とした。
その崇高な精神・・・涙してしまった。
一緒にみていた家族も言葉がなかった。
ウルバニ医師のことを忘れないように、日記に書いておく。

この冬にSARSが日本に侵入することを危惧していたが、
幸いにまだ患者の報告はない。
ウルバニ医師たちの犠牲の上に私達の健康が維持されているのだと思う。