ボランティアとは。

東京は駅でも街角でも多数の警官?警備員が立ち並び
ものものしい警戒態勢であった。
地方ではまだ他人事のようなテロの危険性を身近に感じた。

学会中にイラクでとんでもない事件がおきてしまった。
民間人拘束、自衛隊撤退欲求。3人の無事を祈りたいが、
繰り返し「彼らは被害者、無能な政府批判」に傾いている報道を
聞いているうちに疑問がわいてきた。

危険を省みず困っている人を助けたいという精神は崇高だが、
何かしら割り切れない。
退避勧告がでているところに自ら赴いたのは自己責任といわざるを得ない。
自衛隊派遣やアメリカのイラク戦争支持については反対だが
それとこれとを同じ問題ととらえられないと思う。
ボランティアというのは人に迷惑をかけないことが前提でおもなわれるべき。
かえって危機があったときに他の人も危険にまきこむようなことを
考えないで突っ走ってしまう人にはボランティアの資格はないように思う。
ボランティアの意思ももたない私が言える事ではないかもしれないが、
少なくとも私は国には迷惑をかけていない。
彼らの行動派は崇高であっても、今実際に多くの人を巻き込み、
日本という国にも困った事態をひきおこした。

家族の会見にも驚いた。勧告を無視して行ったことへの反省のかけらもなく、
また行かせた家族の責任も言及でず、政府への非難・・・。
(カメラマンの家族は別。この方は極めて常識的で同情するばかり)
何かおかしい・・こう思うのはわたしだけだろうか?

帰宅して久しぶりにパソコンに向かい、小町のBBSをみて安心した。
ボランティアのあるべき姿に疑問を感じている人、
家族の勝手な発言に同情しつつも、謝罪も反省もない言動に
おかしいと感じている人が多数だった。

無事に帰ってきてほしいのは山々だが、
何も自衛隊派遣で微妙なこの時期に行かなくても、と思う。
他にもできることはなかったのか。

また誘拐にしては解せない点があることで
自作自演??と言う説も目にした。
若いボランティア達はある種の社会活動とリンクしているそうで、
ひょっとしたら北朝鮮もからんでいるのでは??という説もあった。

彼らには申し訳ないが、拉致被害者とは全く立場が違う。
意に反して拉致されたのと、危険を覚悟で行った人とを混同してはならない。

拘束された人たちに同情しつつもやりきれない気持ち・・。