F1鈴鹿グランプリ

今週末にF1最終戦鈴鹿での日本グランプリがある。
もう個人もコンストラクターも優勝はフェラーリと決まっているのだが、
それでもやはり母国GPとなる佐藤選手とHONDAには期待してしまう。
心配なのは天候だ。台風が不穏な動きをみせている。
三重県は今年は台風の当たり年で、
通過コースに入ることが多いので本当に心配だ。
雨ぐらいならまだしも、突風やとんでもない雨量になってしまったら・・。
なんとか台風の勢力が弱まりますように。

チケットも余っているみたいなので、私も見に行きたいところだが、
重症患者を抱えているので、遠出はできない。
ああ、行きたい〜〜。

患者の年齢層が確実に高くなってきている。
それとともに経管栄養の患者の数も・・・。
でも、寝たきりでひどい痴呆の患者に強制的に栄養を与えて
生き長らえさせるのはどうなんだろう?

今日も病棟で看護師さんたちと雑談。
「痴呆患者の延命は見ていて辛い。自分なら呆けた時点で
積極的な治療はして欲しくないし、
食べれなくなったらそれが寿命と思う。」
これが一致した見解だった。
患者の家族がこのことに同意してくれても、
実際には、だんだんやせ衰えていく姿を見るのはしのびない・・・
と言われて経管栄養になることばかり。
経管栄養も今では胃ろうが主流なので、
より一層安全に延命が可能となっている。

このままでは若者負担が増大するし、医療費も確実に破綻するだろう。
いろいろな点で医療の改革が必要だが、
痴呆高齢者のケアをどこまでするか、
明確に決められるマニュアルが必要だ。
ある条件以上であれば、経管栄養をしない、末梢点滴だけでとか、
高度なケアを希望するときには
ある程度の自己負担をしていただくとか・・。
心情的な面でも、(汚い話だが)医療費の面でも
ある程度私情をはさまず、冷酷にけじめをつける必要があると思う。
しかし、はたして現場で、この態度を貫けるかと言われると
現実には、
迷いながら、悩みながら・・今のままの治療を続けていくだろう。
誰か先駆者となって道をつけてくれるまでは・・。
一個人が改革を主張しても負け犬の遠吠えにしか過ぎない。
情けない、我ながら。