再び僻地医療。

研修医の広場という掲示板を見つけた。
僻地医療についてはやはり大多数の人が同じような考えであるようだ。

http://www.mind.ne.jp/cgi-pmet/pm_bbs/wforum.cgi?no=8850&reno=no&oya=8850&mode=msgview&list=

特にこの中の元いなか医者さんのコメントはリアルだ。
研修医たちは私が研修医だった頃と比べてネットの広がりもあり
情報豊富だから、ますます火中の栗を拾うようなことはしないだろうな。
ドクターコトーに憧れるのは簡単だが、
田舎で研究会もなく、一人で医学の進歩に遅れずに医療を続けていくのは
途方もなく困難だ。
(周りからの刺激や情報がどんなに役立つことか。
少なくとも私は開業したらそれ以上の進歩はなく、
間違いなくレベルダウンするだろう。情けないけど。)

以前に全国募集されていた、長崎の離島医療は定員2名が
無事に決まったようだ。長く居ついてくれる医者であることを
陰ながらお祈りいたしまする。
不幸にも止める様なことがあっても、どこぞの村のように
勤務体系も考慮せず、一方的に叩くのは勘弁してほしい。
でも物好きな医者、いや立派な志を持つ医者がいるんですね。

↑の言い方は、研修医のBBSにあったけど
「医師の世界では、僻地医療を尊重していても
実際には僻地の医者を見下す傾向がある」
そのものであるようだ。我ながら性格悪いなあ。

常勤内科医ゼロという考えられない状況の舞鶴市民病院や
70歳の元院長を呼び戻して診療させている某村の病院は
どうなったんだろう???
舞鶴は明らかに病院過剰なので廃院が妥当でしょう。
でも医師や看護婦は転職先は豊富だが、市の職員の身分である
事務方やコメディカルの処遇を考えると市として存続させたいのだろう。)