疑問だらけの施設認定。

施設認定の準備で忙しい。
三者団体の認定機関(役人の天下りらしい)も
どうなんだろう?と疑問だが、世の流れは認定取得の方向なので
長いものに巻かれたいらしい、勤務先のトップは。

この認定条件がまた膨大でややこしい。
どうでもいいのではないかと思うくだらない抽象的な事が多すぎる。
やたら委員会を作らせ、書類をかかせる。
ますます時間がなくなってミスを助長するのではないか?

もちろん、この機会に施設の見直しができるのは大切だけど。

カルテの書き方も日本語で書くようにと指導がある。
英語・ドイツ語・日本語がごちゃまぜのカルテだが
一般の人が見にくくても医者の間では通じるはずだが。
カルテ開示ばかり気にして日本語で書けというのも納得できないな。
SOAP方式で書くようにという一言があった。
ちょっと自慢ですが私はずっとSOAPで書いている。
でも年配のドクターや内科以外のドクターはSOAPなど全く無視。
研修時代に厳しくSOAPを叩き込まれた私には苦々しく思うことである。
カルテに何もかかないドクター、no changeの羅列のドクター、
ちゃんと書くようにしてね。
(先日書いた変人ドクター、カルテは当然白紙です)



今入院中のおばあさんが病院近くのパンやさんの家族ということがわかった。
私は元来パン好きで、パンについては見聞が広いと自負している。
地元のみならず出張先でもこまめにパン屋さんをチェックしている。
かなりパンに執着している私の中でもこの店はベスト10に入る美味しさ。
一時はここのアップルパイとチーズパンに中毒のようになったこともある。
このところ足が遠のいていたが、患者と関わりのあるお店だったら
・・・・・・もう買いにいけないな〜。アップルパイ、名残惜しい。
買いにいけない理由は私生活を知られる事に非常に抵抗があるからだ。

田舎の病院にいたときにその地域で1件のショッピングセンターで
買い物をすると翌日には病院の誰かから「先生、昨日○○買ったでしょ」
といわれたものだ。下着やらタオルやら、どんな野菜をかったとか
詳しくチェックされていたことがトラウマになっているのかもしれない。

これまでの病院勤務で、職員の中で名前を覚えた人はわずかだ。
しかし、医者の名前はほぼ全職員が知っているらしい。
入院患者の家族、あまり診ていない外来患者などは医者の顔を
知っているが、こちらは覚えていないことが多い。
特に私は人の顔を覚えるのが苦手。(これは医師の資質にかけることです)
いつ、どこで誰に見られているかもしれないと覚悟して行動せねば。