お弁当が売り上げを左右することも・・。

勤務先は私立の病院なので、週1回の薬の説明会には必ずお弁当がつく。
これが密かな楽しみだ。
どのお店にお弁当を頼むのかはMRにお任せ。
意外な名店が発掘できることも稀ではない。

たかが弁当とあなどれない。
食いもののうらみはなんとやらで、
説明内容がよくてもお弁当がいまいちだと
説明会にだされた薬を使う気もしぼんでしまう。
個人的には説明内容とお弁当の印象は2対8あたりでしょうか。
(お弁当>>>説明)

以前、ある新しくできた中華料理屋さんが人気で
確かに初めは美味しく、実際に食べに出向いたこともあったのに
毎週そこの弁当ばかりが続き、うんざりしたことがある。
(MRの間で、勤務先病院医局では
某中華料理が気に入られているという噂でもあったのか?)
今ではそのお店のお弁当と聞いただけで吐きそうになる。

私はもらったお弁当は家に持ち帰り、夕食の大きな一助としているが
家族もこのお店の弁当には見向きもしなくなったので
ここのお弁当だけはもらわずに帰ることにしている。

どんなに美味しくても度を越せば嫌いになるものだと実感。

さて、先日のお弁当はヒット作だった。
某料理旅館のもので、この料亭は少し前の
アイドル系のバラエティーにも登場したそうだ。
料理内容も凝っているし、彩のバランスも、
ご飯の炊き具合も理想的だった。

このときの説明会の対象薬は、同じような効用・効力の薬が
他社からも出ており、事実上、日本では2製品の一騎打ちなのだ。
説明会ではこの他社の製品よりいかに当社の製品がよいか
を重点的に説明していた。

私はこれまでほぼ100%、他社の薬の方を使っていたが
このお弁当が気に入ったので、少し使ってみようかな
という気になった。

これも賄賂?といわれるのかもしれない。
この程度のことは許されると思うのは甘えでしょうか。