コラテラル・ダメージ

すっきりするアクション映画が急に観たくなり、
レンタルショップへ。
私の映画の選び方は、まず出演者。
好きな俳優・女優さんが出ていればストーリーが悪くても我慢できる。
今日は、何となくシュワちゃんをみたい気分で、
コラテラルダメージを借りてきた。
この映画はテロを扱っていて、911事件の影響で上映が延期されたはずだ。

発展途上国のテロリストがアメリカでテロ活動を行い、
シュワルツネガー演じる消防士の妻子が目の前で爆破の被害に会う、
という設定はあまりにリアルで、911が起こった後には
上映できなかったのはもっともだ。
(現実は小説より奇なり、で映画でも賭けないほどのテロだった。)

テロを利用して世論を誘導しようとする役人、
テロをせざるを得ない状況に追い込まれたコロンビアのテロリスト、
たった一人でテロに立ち向かう正義の消防士。
ありえないような不死身のシュワちゃんの活躍は期待を裏切らなかった。

テロの卑劣さ、でもテロしか手段を持たないと信じる人たち、
深く難しい問題であるが、そのことは映画では言及していない。
アクション映画、としてスカッと楽しめた映画であった。
あんまり裏側を考えずに、
映画のうわっぺらだけを楽しんでもいいだろうと思う。

でも英語のタイトルを単にカタカナ書きにしただけの
映画題名は味気ない。
小粋な日本語タイトルをつけてもらえると印象が上がると思うのだけど