ボーンの物語。

2002年にThe Bourne Identitiy(邦題ボーンアイデンティティ)が上映されたときに迷った挙句見過ごした。ロバート・ラドラム原作には興味を持ったけど、Matt Damonマットディモン主役の映画はいつも重いのを恐れたからだ。(アクションものにはスッキリ爽やかな後味を期待しているので)来週末から第2作が上映されるが、多数の雑誌でこの2作目の映画の評判が高いので第1作のボーンアイデンティティーを借りてみた。

寡黙で冷静沈着、頭脳明晰・抜群の攻撃力を持つ超人的な秘密工作員を、意外なことにマットディモンが実にかっこうよく演じていた。こんなアクションが合うとは彼のイメージが変わった。しかし映画全体の重〜い感じは相変わらずだった。彼が主演すると重くなるのか、はたまた重い脚本を選んでいるのか?次から次へと工作員が殺戮されていくのも解せなかったし、劇場で観なくて正解だったかもしれない。映画の完成度としては高いと思うが、終了後のすっきり感を求める私は第2作も見にいかないだろう。

ところで私は個人的には好きではないが、マットディモンの人気は高い。確かに味のある顔貌と確実な演技は一級品だ。アメリカでは未婚女性の精子希望ナンバーワンはマットディモンだそうだ。意外だけど堅実な感覚と思える。