NHK研修医と政治家寺泉氏の成長の記録?

NHKスペシャルで「研修医」が放映された。番組の舞台は有名な佐久総合病院。私の憧れの南木佳士先生が勤務する病院でもある。ここは以前からしっかりした研修体制をとっている病院なので、人気が高かったらしい。激戦を勝ちぬいたであろう精鋭の研修医たちが登場した。が、診療への基本的な心構えが中心の話で、もっとリアルな現実を描いてくれることを期待した私には物足りない内容だった。新しい研修医制度は失敗だったと個人的には思っているが、佐久のような優秀な病院や佐久を目指す志の高い研修医たちは例外的な成功例といえるだろう。
しかしこのような病院ですら裁判沙汰が起きている。当直医の誤診だと遺族が訴えたそうだ。よほどの超優秀な医者でないかぎり、どれだけ経験を積もうと見落としをゼロにはできないと思う。もはや訴えられる事は明日はわが身と覚悟しなくてはいけない時代になったのだろうか?たった一人で、経験のない症例の全責任を負うこと、経験を積めば積むほどその責任の重さを痛感する。

録画してあった先週の救命病棟24時第9話を見た。某掲示板では以前から、パート2の続きと思わずに(パート3と思わずに)、別のドラマと割り切るべし、政治家寺泉の成長物語としてみればよいと盛り上がっていたが、第9話のドラマ間をみて主役は寺泉演じる仲村トオルでよいのではないかと納得した。仲村トオルってこんなに素敵な俳優だったんだ。秘書とのコンビもイイ感じ。これから寺泉氏がどう変貌していくか期待したい。