VHSからDVDへ。

遂に遠出もせず、外食もせず、連休は終わった。
愛地球博行きを予定していたが、JRの大惨事で一挙に浮ついた気分が飛んでしまい、ホテルも急遽キャンセル。もともと夫は、まとめたい論文があったようだし、子供もネットゲームにはまっていて、行きたかったのは私だけだったので、旅行中止は家族に歓迎された。
主婦の立場としては、休みの間にせめて外食くらいには行きたかったが、皆出かけたくなさそうで、全て私の手料理で過ごした。いったい何食作ったことだろう?ネタが出尽くした気分だ。おかげですっかり手が荒れてしまった。こんなガサガサの指では触診に差しさわりがでそうだ。

家事に明け暮れた私のささやかな楽しみは、ためこんだF1ビデオをダビングしながら見ること。数百本のビデオの収納に困って、正月からVHS→DVDへダビングをしているが、まだまだ終わらない。テープは20本ずつまとめてあるのだけど、年代も種類もごちゃ混ぜの謎のグループの整理を連休中に敢行。それはセナの事故とその後のセナ特番のテープの集団だった。当時、魂の抜け殻の状態で、タイトルも書かずに、ひたすら機械的に録画しまくったようだ。

あれから10年あまり、やっと冷静に事故のビデオもみることができるようになった。本当に、時の流れは心の傷を癒してくれるものなのね。

ところでDVDに落としてしまったビデオはどうしたものか?オークションで売るわけにもいかないし、捨ててしまうのももったいない。(ビデオは少しずつ劣化するが、DVDは何かの拍子に全てパーになることもありうると聞いた)結局、今のところダビングしたDVDの分が増えただけとなってしまった。狭い家が泣いている。

大昔に読んだが何十年ぶりに再読。このころは青春推理が目新しかったものだ。世相が変わったためか、この設定もちょっと古めかしく感じた。