タイトルに偽りあり。

本日夜中の朝まで生テレビは軍人特集だった。戦争というものの本当の姿を知らない世代なので、是非観ようと思ったのに、始まってすぐ寝てしまった。
でも2時10分に癌の末期で病院から以前から状態が悪い患者さんが血圧低下、呼吸微弱となったと報告を受けたことで覚醒。朝4時のお見送りまでしっかりと朝生を観ることができた。
印象に残ったのは昔の人には信念というかポリシーを持たれており、国に対する意識が非常に強いということだった。高齢なのにしっかりと自分の発言を述べる姿は立派だった。
総力戦なのだから戦争責任は国民にあるというたわけた意見も出たが、戦地に赴く若い軍人さんは「国・天皇」のために出征したが、本音は自分の家族を守るための戦いであったのだ。ヒトラーほどではないにしても、国民を巻き込んでしたい、後世まで遺恨を残したことを考えれば、やはり当時の日本の進路を決定していた軍部の責任は拭えないと思う。
靖国神社に戦争記念館(遊就館)があるが、これは戦争は侵略ではなくアジアの開放のためであるという意識の元で作られているらしい。昨朝、丁度家のポストに共産党からのちらしが入っていた。基本的に私は共産党には賛同しない立場だが、「侵略戦争への反省は戦後の日本の原点である。しかし靖国神社の立場はこの原点を根底から覆すものだ」というスローガンには共感した。100歩譲って当時の風潮では止むを得なかったとしても、振り返ってみれば侵略戦争と言われても仕方ないだろうと思う。
最後に軍人たちが「もっと戦争の歴史を理解してほしい、日清日露の頃からの日本の歩みを勉強してほしい」と切に訴えていたが、私自身靖国がどのようなものなのか、アジア以外の日本の戦争や軍事裁判の評価はどのようなものかを知らない。偏りのない書籍を探して学ばなくてはいけないと思った。靖国神社の参拝しておかなくては。

ところで朝生は収録録画だそうだ。確かに70〜80といった高齢の出演が多かったから生は無理だったろう。(一説にはいつも収録という噂も。これって看板に偽りありでは?)