ようやく・・・。

■2005/10/07 (金)

ようやく、テレビのワイドショーでアガリスクなどを利用した悪質詐欺事件が明るみになった。医療関係者はずっとずっと前からいぶかしく思っていただろうが、こうしてテレビで話題に取り上げられないと世間的には広まらない。
、わらをもすがる患者・家族をだますなど、お金の詐欺よりも悪質だ。患者を食いものにした業者が一番悪いが、本の監修に名を貸した医療関係者も同罪であると思う。テレビでは某大学の名誉教授が「多忙なので監修は実際にはしていない。こういうことはよくあることだ。」と悪びれず話していたのが余計に腹立たしかった。教授信仰・大学信仰は依然として存在するし、専門知識のない人はこのような権威にすがりたいと思うのもやむを得ないことだ。(すがらせてしまう気持ちにさせる一般臨床の主治医としては、この点は大いに反省しているが、患者の気持ちまではなかなかふみこめない。)
教授といわれる一部には「とんでもない医者」が存在することを明らかにするべきなのだが、今の医療界では残念ながら難しい。
せめて一般の人が「信頼できる医者を見つけて、忌憚なく相談できる」医療にするべきだと強く思う。

しばらく日記をサボっていましたが、腹立たしかったので書きなぐってしまいました。次回からはもう少し推敲するつもりです・・・。