機能評価はあてにならない?

■2005/10/16 (日)

勤務先の病院機能評価は条件付容認だったようだ。条件もカルテ保管の件だけだったのできっと認定されることだろう。でも、実状は形式だけ、認定前の時期だけ行っていて、今は機能していないことが多い。機能評価も結局お役所仕事での評価に過ぎないような気がする。(認定医や一部の専門医と同じように、資格を有することが本当の医師としての実力とイコールではないのと同様に・・。)

機能評価をきっかけにして取り組み始めたクリニカルパスであるが、実用化があまり進んでいない。パスの用紙に収まりきれない、特に看護師業務の書き込みが問題。そうはいいつつも、ぼつぼつとパスの数を増やしている。今使わなくても、将来のためにというのが建前だけど、うーん、今の勤務先に将来はあるのだろうか?少なくとも一線級の急性期病院としては残れないだろう。

それではいつまで医者を続けていられるか?
病気がある限り、病院は必要であるはずなので、生き残りは可能だろう。でもその際に残れる医者は・・・メジャーでかつジェネラルとなると、内科ではなかろうか。自分が内科を選んだ理由の一つは”つぶしがきく”だったことを思い出す。医者もいずれ生き残りを模索する時期がくることだろう