反面教師?

■2005/11/10 (木)
靖国にかわる追悼施設のメンバーに久しぶりに加藤氏の姿をみた。(追悼施設については個人的にいぶかしく思う点はあるが、今後を見守りたい。)見るたびに頭が寂しくなってるし、元気もなくなっているように思えてしまう。

山形の星、東北の星、未来の総理大臣候補ともてはやされていたのに、加藤の乱(乱にもならず)で男を下げた加藤紘一さん。彼のHPの漫画には心を動かされるものがあったが、何を言ってもどう動いても、政界の片隅で吼えるだけのようだ。最近の言動は中国・韓国におもねることばかりだし、遂に派閥からも(事実上)追い出されてしまった。時代を読むことの大切さの反面教師のような有様だ。

小泉純一郎最後の賭け

小泉純一郎最後の賭け

[小泉純一郎最後の賭け]にはYKKの時代から、加藤氏の転落の過程が詳しく書かれていた。黙っていれば総理になれたのに、乱を起こせなかったことでつまずき、周りから何度も忠告されたのに事務長を切れなかったこと、忠告してくれる人を遠ざけてしまったこと、妻が目に余る活動を始めているのをそのままにしておいたこと、YKKでは当初彼が中心だったのに、いつの間にか小泉さんとは大きく差がついてしまったためか、小泉さんへの呪詛のような言動は本当に見苦しい。別に小泉さんの肩を持つわけではないけど、人を揶揄する姿は卑怯だし、そんな姿をみせられれば国民の気持ちはますます離れることをわからないのだろうか。

何度か浮上する機会はあったのに。
知識も深く、頭のいい人だろうに、残念なことだ。