暗い予感。

診療報酬の件についてM3COMでホットな議論がされている。


http://community.m3.com/doctor/showNewsArticleDetail.do?boardId=3&boardTopicId=15052&messageListBoardTopicId=15052&newsArticleId=88113&F=rm

多数の人が同じような意見をもっているのに、それを主張できる場所も集約統括する機構もない。医師会は、各種学会はなぜ動かないのだろう。なぜいろいろな名誉教授たちは奇麗事ばかり述べるのだろう。M3COMでどんなによい意見が書かれても一般の目に留まることはないのが悔しい。(特にKのトランクさんの意見はいつも素晴らしいのに。)

責任と仕事量が増して、収入が減り、社会的地位も下がるという悪夢が現実になろうとしているようだ。多分これまでの医者が、医者とはこういうものとあきらめて自己犠牲をしてきた仁の精神と、公衆の意識改革(悪い意味での改革。身勝手な自己主張と責任の押し付け。)の進む時代とのギャップが顕著になってきたのだろう。
医者の意識改革(QOMLの重視)も進んでいるので、私たちも苦労したから、若い研修医にも同じような経験をせよといっても通るものではない。ましてや、やる気が失せそうな情けない条件ばかり提示されれば、医者なんてならないほうがいいよと忠告したくなる。
日本の医療はこのままでは破綻するだろう。その時期は財政破綻よりも先のような気もする。