あの時代との相似。

■2006/03/09 (木)
最近は1日のうちのテレビ視聴時間は1時間にも満たなくなっていたが、たまにみる番組が何故かとてもタイムリーになっている。昨日、偶然NHK「その時歴史が動いた〜零式戦闘機」を見た。

↓(NHKのホームページより)

その時:昭和19(1944)年6月19日
出来事:ゼロ戦マリアナ沖海戦で壊滅的な被害を受ける
 太平洋戦争の戦局を支え続けた零式艦上戦闘機ゼロ戦。開戦当初、アメリカ軍戦闘機をも圧倒したゼロ戦は、戦前日本の技術力の結晶だった。しかし、昭和19年、空前の航空決戦となったマリアナ沖海戦において、壊滅的な打撃を受ける。
なぜ、ゼロ戦は敗北したのか?設計者が残した開発記録から、ゼロ戦を窮地に追い込んだ欠陥の正体と日本海軍の組織的問題を読み解いていく。真珠湾攻撃から戦争末期の特攻まで、日本と運命を共にしたゼロ戦の悲劇を見つめる。
↑以上HPより

戦時下で対極的な見方を失って、貴重な資源(ゼロ戦をはじめとする)とそれ以上に、これからの日本を支えていく大切な若者たちをむざむざと死なせていった時代と、今の医療を取り巻く世相がかぶるような気がしてならない。日本の医療が崩壊していく様は太平洋戦争末期に酷似している・・・これが大はずれであればよいのだが。背後から崩壊の足音が近づいていると感じている医者は少なくないだろう。そして、怖い事に、このことはほとんどの一般の人たちは知らないのだ・・・。