へえ〜の話。

2006/08/20 (日)
小泉さんの第一の功績は、政治に対して無関心だった世代に、関心・興味をもたせたことだろうと思う。医療に関しては反小泉であるが、それでも小泉さんなくしては北朝鮮への突破口も見出せなかっただろうし、特定アジアとの関係に対する国民の意識も変わらなかっただろうと思う。そして触れたくない過去〜第二次世界大戦への責任や靖国神社への思いにこれほど関心が高まったことはないだろうと思う。日記を休んでいる間、私は戦争について、靖国について自分なりに勉強し、自分なりの意見を固めることができた。いつかは日記にも書きたいと思う。

もう一つ、ネットの進展にもよるが、報道機関がどれほど偏向しているかに気づき始めた人も増えている。報道をしない偏向や自分達の意に添うような事項の報道。戦前はこうして世論誘導が行われたのだろうか。もう自分の目で見て自分で調べないと何にも信用できない。

ところで調べていくうちに「へえ〜」にも遭遇。一番のへ〜は「鈴木青年」のことだ。話は残留日本兵のことからであるが、30年フィリピンのルバング島で一人情報戦線を張り、国の捜索にも疑いを持ちつづけ、家族の訴えにも耳を貸さなかった小野田さんが心を許したのが、バックパッカー鈴木青年だった。(小野田さんの人生も自分がずいぶん誤解していた。立派な方だ。)この鈴木青年は大学生の頃から世界各地を旅行し、ふと関心をもった小野田さんの発見に大活躍をする様はまさしくドラマのようだと思ったが、その後の人生は小説より奇なり、なんと彼は雪男を探しにヒマラヤにでかけ遭難してしまったのだという。こんな人生誰もかけない。どこかで鈴木青年のドラマを作ってもらえないだろうか?