大変革。

■2006/08/25 (金)

慣れ親しんだ惑星が変わる?新たな惑星候補がでてきて、太陽系の惑星は12個に?という報道にも驚いたが、一転、8個に減ったことにはもっと驚いた。しかし冥王星というのは他の惑星に比べて軌道もゆがみ、大きさもきわめて小さい。惑星としておいてよいかという議論がでてきたのはもっともだ。冥王星の発見がアメリカ人で、アメリカはこの惑星しか発見していないと聞いたが、アメリカ様の影響はここまで及んでいるのだろうか?科学が国の力によってゆがめられるとしたら大問題になるところだった。

今回の惑星議論は、いわば現代の天動説から地動説への大変化にも匹敵するような変革。ほとんどの人が空で言えるほど慣れ親しんだ「すいきんちかもく・・」が海で終わってしまうのはやや寂しい。が、ちっぽけな小惑星地球の中で大騒動になっていても冥王星にとっては、惑星に位置づけられようが削除されようが、全然関係ないことなのだ。広大な宇宙の中では。

嫌なことがあると夜空を眺めて、悩みなんてちぽけなことじゃないか、と自分を慰める癖があると以前に書いたが、行き詰ると宇宙の広大さに心をゆだねるのはいくつになっても変わらない。