推敲もせずに愚痴る。

■2006/09/01 (金)

医者不足や偏在が露見しているけど、何故そうなったか誤解されているようだ。金銭面を強調する向きがあるが、医者になったのは金儲けのためではないのだ。(もちろん例外はあるだろうが)「やりがい」の一言に尽きるといってもいいくらい。だから反って、これまで労働条件の悪さは我慢してきたのだ。
やりがいはあっても、過大な欲求をされること、結果がわるければ全て医者の責任にされる風潮が、医者側の意識をかえるきっかけだったと思う。
医者のミスをかばうつもりはないし、医療事故は起こしてはならない。でも医者は寝ずに診療するのが当たり前だとか、予期せぬ事態や、可能性のある合併症までの責任を押し付けられてはたまったものではない。私たちだって人間なのだ、一労働者なのだ、と言いたくなるというものだ。

医者だけではなく全ての物事に対して、運がわるかったんだとあきらめず、
悪者探しをする風潮。医者叩きをすれば感心が集まるのか、叩きまくったメディア。医学的根拠が少なくても、かわいそうな結果になった方の立場に立つ判定をする裁判官。この3点が原因であると思うが、どこをどうすれば事態を収拾できるのか先が見えない。

もう一つ、大変ショックなことを聞いた。同志の動向なのだが・・・ショックが大きすぎて頭が混乱している。でも私自身も今後の身の振り方を考える時期にきているのは間違いないようだ。