無関心。

■2006/09/07 (木) あちこちで医療崩壊が進んでいる割に、私の勤務先の医者たちは無関心だ。M3を読んでいる人もわずかだし、最近の政府の改善になっていない、改革案や、続々と続いている理不尽な警察沙汰と訴訟にもほとんど興味がないようだ。自分の仕事を円滑にすすめ、新しい医療事情を知り、かつ家庭を円満に維持するのに精一杯といったところだ。

しかし、勤務先には別の危機が起こっている。ナースが辞めていくのだ。予告のない給料カットも大きかったような気もする。(ただし、金額面だけではないと思う。病院への愛着を持っていても、提案しても動かないシステムの柔軟性のなさに絶望した人もいるだろう。)周囲に病院や医院の多い場所なので、よりよい職場環境を求めて移る人もいれば、ナースという仕事自体に疲れきって、専業主婦になる人もいる。

どうやら我が勤務先ではナースサイドから崩壊が始まったのかもしれない。思えばナースたちの退職の動きは年末から始まった。病院同士のナース間の情報交換は盛んなので、春に第二団、そして夏に第三団の退職者があった。細々と補充されているけど・・・絶対数は減ってきている。残っているナースにも不安感が広がってきているのではないかと恐れている。しかし、病院のトップには、まだ危機感が感じられない・・。ここで書いているだけの私も意気地なしだけど。