廃棄されてしまった腎臓&安倍さんのちょっといい話。

2006/10/13 (金)
移植予定の腎臓が廃棄されてしまったという、信じられないような事故があった。摘出腎臓の保存マニュアルがなかったと報じられたが、マニュアルなど必要ないことではないだろうか。あまりにもお粗末だが、このような細かな点にも注意を払わなければいけないかと思うと気が遠くなりそうだ。自分がどのような仕事に従事し、何をしているか、それぞれが気を引き締めていかなくてならない。なんとなく日本全体が(医療にとどまらず)平和ボケというか、緊迫感が足りないようで危うい。自分も含めてだ。

他山の石として自戒せねば。移植を待ち望んでいた患者さんが一番の被害者であるが、今後優先順位を早めるなど救済の措置はあるはず。せっかく献体をしていただいた患者さんには申し訳ないが、取り返しのつく事故でまだよかった。

13日の金曜日北朝鮮がとんでもないことをやらかすと噂されていたが杞憂だったようで安心。先日の首相の中国訪問の裏話が産経に報道されていた。うろ覚えだが、外務省が訪問演説を事前に中国にもらし、演説前に訂正箇所を求められた首相が「何故話していないことをすでに知っているのか」と激怒、今までのような中国の思惑通りにはいかず、首相が主張するべきところはびしっと締めたという内容だった。世襲議員だけど、若いうちから父や小泉さんの外遊に何度も同行しているだけあって、安倍さん、なかなかやってくれる!と嬉しくなった。
今の時期にもれてくるのはいわゆる自民党の広報戦術かもしれないが、それでも対中国外交が骨のあるものに変わりそうで期待したい。母に話すと、小泉さんがさんざんじらしたおかげだよ、と言っていた。さすが年季の入った小泉ファンだ。
夫に話したら「根回しは当然だろ」の一言。へえ〜、と少しは驚いたりするリアクションが欲しかったのだが。つくづく本当に夫には感動がない、話してもツマラナイとがっかり。こうやって夫婦の溝が深くなるのかもしれない。まあ、私が怒ったり、悲しんだりしたときには、この動じないというか、ぼ〜っとした所に助けられることも多いのだと自分を納得させている。