マスコミは正義か、はたまたいじめっこか?

natsuki8212006-10-16

■2006/10/16 (月)

福岡の中学生の自殺報道がものすごいことになっている。どのようないじめがあったのか、内容がよくわからないが、詳細が明らかにはなっていないうちから、マスコミは一斉に学校叩きを始めた。ターゲットは元担任教師と校長だ。一度狙われたら、とことん悪と決め付けて追い込むのがマスコミの得意とすることろ。
なあんて反マスコミ姿勢で書き始めたが、学校の責任はもちろんあるだろう。しかし、いじめてしまった生徒たち、いじめに立ち向かえなかった(あるいは救いを求められなかった)子供の弱さ、子供の状況を見抜けなかった親、みながそれぞれに何らかの責任があるはずだと思う。
テレビでは親が汚い言葉で学校関係者をののしる姿が繰り返される。それは他人を相手にするときに最低限必要な礼儀が皆無で、平静な目でみると「ごろつきが因縁をつけているような姿」にも感じられてしまう。
もっとも今の時点で子供を亡くしてしまった親が、尋常な精神でいられるはずはない。私が頭にくるのは、このような親の姿をしつこく報道することだ。一部には冷静に話す姿も報道されたが、声を荒げる姿をこうまで見せられると、親の責任を棚上げして、他人に責任を押し付けていると、親に批判的な見方をしてしまいそうで自分が嫌になる。そして、人の気を引けばよいというマスコミのいやらしい報道姿勢に怒りが湧き上がってくる。

残念だけど「いじめ」や差別は生きている限りなくなることはないだろうと思う。いいことばかりの人生なんてないと私は思う。
もし今苦しんでいる人がいたら・・・・今が辛くても、それは永遠じゃない、いつか必ずよい時が来るはずだよ。人生悪いことばかりじゃない。そして、もし辛かったら、学校を休んでもいいと思う。それは逃げではなくて正当防衛なんだよ。親に話すのは自分のプライドが許さないかもしれない。でも親って子供に対しては、自分の命を懸けられる。頼られれば嬉しいし、絶対一緒になって立ち向かってくれるはず。一人で悩まないで。一人でお終いにしてしまわれたら、残された者の悲しさは永遠に続くんだよ。