増えているぷっつん医師。

■2007/02/15 (木) 所属医局の春からの人事構想予定。また派遣病院の撤退が増えている。これまで、いったいいくつ撤退したことだろう?撤退した後の医師確保はどうなっているのだろう?かつて勤務した病院が削られると辛い。だからかえって撤退後の事情は知りたくない。

もう一つ気になったのは、休職・離職が目立つこと。内科に疲れてか、生き死ににかかわりの少ない科に転科する人が増えている。その上に、途中で休職する人が年々たまっていく。ある日突然出勤しなくなるとか、次第に仕事ができなくなり、休職してしまう医者などが、年に数人出現している。私たちはこのような状況をぷっつんしたと呼んでいたが、心の病気はなかなか復職が難しい。医者という職業が合わなかったのか、他の職種であっても発病したのかわからないが、残念ながら休職名簿は増えている。

これに対して、産休や育児休暇の女医が復帰する率は高いが、元通り勤務ができない人も多い。男性医師とかわることなく勤務している女性医師と、何らかの心配りを受けている女性医師とのあつれきが大学では問題のようだ。女性ということでの考慮を、全く受けなかった時代に研修していた自分には、甘えたことをいうんじゃないと一喝したいのが本音。でも、私自身も変わらねばならない。個々人の状況は違うのだから、細やかな配慮をすべきという、幅広い意識を持たねばならないのだろう。自分が苦労したから、後輩も頑張れという時代は終わったのだ。

でも。甘えが度を越して、一生懸命頑張る人が馬鹿をみるようになっては困るとも思う。