こんなことが許されるの?

■2007/02/20 (火) 東京女子医の被告にされた先生(紫色の顔の友達を助けたい先生)の苦労は想像を絶するものである。あれほどまでの強い精神力で、白い巨塔に立ち向かえる医者はそうそういない。少しづつ詳細なHPを拝見させてもらっているが、今日の更新項目は是非、この日記にも残しておきたいし、少しでも多くの方々に知ってもらいたい。

医学書院といえば、学生時代から今にいたるまでお世話になっている医学書も老舗だ。文庫の世界だったら、岩波・角川・新潮といった一流どころだ。
今日の紫色の顔の友達を助けたい先生の更新は下記のことだった。
↓↓↓
医学書院 医学大辞典医学書院 ホームページより。想像してください。
http://www.igaku-shoin.co.jp/misc/igakudaijiten.html
http://www.igaku-shoin.co.jp/seigo/200608_01.html
以上。

引用終わり。

老舗の会社が執筆者を間違えることも想像を超えるが(ウラで何が行われたか、それこそどす黒い悪魔のような行為が存在したのだろう)、医学書院が自己のホームページでお詫びを書いていたことにも驚いた。せめてもの良心が残っていたことに、かすかな光を感じ、これが「紫色の顔の友達を助けたい先生」に少しでも励みになればと願うばかりである。
この執筆・校正は「紫色の顔の友達を助けたい先生」が獄中で書かれたそうだ。(参照:獄中執筆記−傷害防止特殊ボールペンによる医学書院「医学大事典」の執筆−http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_6862.html#comments

一時は失墜された職業上のプライドや周りの思惑、なによりも先が失われた貴重な時間と、これから費やされる労力を思うと、悔しくて悔しくてたまらない。きっと福島の産婦人科の先生も同じような思いをされているのだろう。そして、両先生が遭遇してしまった事件は決して人事ではない。医者であれば誰でも地雷を踏んでしまう可能性がある思いを、改めて噛み締めている。

安心の医療という言葉は患者さんのためというよりも、むしろ医療者側の言葉になりつつある。まるでブラックジョークではないか。