司法では就職難?

■2007/03/16 (金) 医療界が想定以上の責任を取らされそうな今の時代、間違った対応をしても責任を足らなくてもいい司法職がよいのではないかと考えたくなる。もちろん司法試験の壁はエベレストよりも高いが、それは別問題として・・。敗訴してもお金の取れる弁護士、判決の結果の免責が補償される検察・裁判官などなど。司法の世界に入ったらそれはそれで大変なのだろうが、隣の芝生がやたらに青く見える。

ところが朝の番組で弁護士の就職難を取り上げていた。なんでも司法試験合格者を増やし、2007年には今までの倍の弁護士の卵がかえるそうだ。もともと検察・裁判官の数は限られているが、弁護士の方も無尽蔵に職があるわけではないようだ。新人の頃は事務所に所属して研修を積む居候弁護士(いわゆるイソ弁)となり、その後独立するのが一般的なコースらしいが、都会ではすでに事務所マンパワーは満杯ということらしい。地方にはまだ弁護士過疎地はあるので、全国的にはまだ不足しており、全国弁護士会では地方での事務所開設を援助しているという。番組では都会出身の若手弁護士が、青森に新たな事務所を開いて活動する姿があった。

ふ〜〜ん、医者なら都会でも酷使されたり、働き甲斐のない職場などという不利益を選ばねば、まだ働き口はある。地方には割りとよい職場環境のところもまだ残っている。まだ医者の方が自由度は高いのかもしれない、と書いておこう。

もう一つ恐ろしいことを言っていた。ある弁護士が、これからは自分で訴訟を発掘していかねばと。某都市には、遺族をたきつけて裁判に持ち込む弁護士グループがあると聞いた。中には患者を装って入院までして調査するという話も。こうして啓発された訴訟が増えれば、今生き残っている病院もこれから崩壊に向かうかもしれない・・・。