2006-01-01から1年間の記事一覧

臨床医の醍醐味とは。

■2006/05/01 (月) 大型連休とあちこちで言われているが、連休とは無縁の人も多い。たとえば百貨店やサービス業の人たちはGWがかきいれどき、普段以上に多忙な業務をこなしているのだ。と積み上げられたカルテの山を前に、自分だけではないのだと自分を鼓舞し…

医師会とは無縁のはずが・・。

■2006/04/30 (日)競馬には素人の私だが、ディープインパクトは何十年に一度の名馬であることは知っている。そして武豊騎手がずっと日本のトップであることも。今日の天皇賞レースは圧勝だった。期待されてそのとおりの結果を出す、それが素人の私にも深い感…

NYの恋人。

■2006/04/27 (木) 先週の当直の時になぜかぽっかりと時間があいて、衛星放送の映画を邪魔されることなくみることができた。映画は「NYの恋人」。全然期待していなかったのに、とってもほんわかとした暖かかで癒されるような素敵な映画で、幸せな気分に包まれ…

減給。

2006/04/25 (火) 公務員の給与減額勧告があり、夫の給料は下がった。そして、民間企業である私の勤務先も、右にならえ(経営者にとっては渡りに船?)で目出度く減額となった。皆が痛みを被らねばならないのなら、止むをえない。 勤務先の場合、一律ではなく…

興味津々。

2006/04/23 (日) 以前、群馬大学医学部で50代女性が年齢のために不合格となった???という訴えがあり、掲示板で物議をかもしたが、その後どうなったんだろうか? そして、先日の医師国家試験合格発表で最高年齢の合格者は64歳、女性だったと報道された。…

内科学会報告。

■2006/04/20 (木) まとめないとどんどん記憶が薄れていくので、ここらでメモを見ながら私の学会報告。2日目、特別企画はご存知黒川清先生の世界の課題、日本の課題という講演。司会が会頭の慶応大学池田教授であることから伺えるように、今回の学会のメイン…

えっ!

■2006/04/19 (水) 古今東西この世で一番の私のヒーローはアイルトン・セナである。なんと彼の甥、ブルーノ・セナがF3で大活躍中というニュースを読んだ。ブルーノ君はセナの写真集にも登場していたし、セナ自身もインタビューで可愛がっていると発言していた…

よい医療への思いは皆同じはずなのに。

2006/04/18 (火) あの驚きやら怒りやら悲しさや絶望などさまざまの思いを湧き上がらせた福島産婦人科医逮捕事件への熱い思いがさめつつある中、再び活を入れる報道がなされた。 ↓ (途中まで略)・・・重大事件を解決した警察署などへの表彰があり、 富岡署…

またいつものように時が過ぎていく。

■2006/04/17 (月) 先週末は内科学会に参加。学会の感想は後でまとめてみようと思うが、昨年の内科学会より得るものがすくなかった気がする。目新しいトピックや驚くような知見もなかったな。もっとも新しい知見は内科学会ではなく、その専門学会で行われるだ…

哲学者からのありがたい言葉。

■2006/04/16 (日) 最近週刊新潮がときどき光る取材をしてくれている。今週号は哲学者池田晶子先生の死に対する名文が掲載された。哲学というと非現実的な遠い存在のように思うが、今週号の「上手に死なせて」は哲学と無縁の一般人の心にも響くものと思われる…

禁煙外来。

■2006/04/12 (水) 禁煙指導が保健適応になった。自己管理ができない人を保険でカバーするのはいかがかと思うが、そこまで冷たい社会であってもいけないのだろう。止めたいと真剣に思っている人に救いの手をさしのべやすくなったと前向きに考えたいが、医療費…

キャンセル忘れ寸前。

■2006/04/11 (火) 内科学会のホテルを、じゃらんとホテルサイトの二重で予約していたことを思い出した。キャンセルは前日まで可能だが、危ない、危ない。13日からの予約をあわてて取り消した。じゃらんより直接ホテルサイトに予約したほうが安かったのでホテ…

目覚めた脳細胞?

■2006/04/08 (土) 義母がめざましく回復している。病室に顔を出すと、「あら、来てくれたの?」とにっこりされて驚愕してしまった。つい一週間前は自分の名前も言えず、話せる単語はわずかだったのに、もう話す機能はほとんど回復していた。また、全く動かな…

バッグフェチ。

■2006/04/07 (金) 定期的にバッグが欲しくなる。ブランド物はもちろんだが、ノーブランドでもデザインが気に入って使い勝手がよければ買ってしまう。おかげで私の押入れはバッグで一杯になっている。新しいバッグを買うときには、一つ処分している有様だ。(…

勤務の違い。

レイクサイド (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (162件) を見る東野作品にしてはやや異質。いつもの感動はなかったです。 ■2006/04/06 (木) 他県の中心病院…

やっぱり良質の番組作りはNHK?

■2006/04/05 (水)民主党党首選〜挙党一致のスローガンのはずだが、すでに覇権争いが表面化。かつては小澤シンパだった私。小澤さんの資質は今でも評価しているが、党をまとめる、国を動かすことについての小澤さんへの過度な期待は、幻想であり、メディアが…

静かなる崩壊。

■2006/04/04 (火) 小児科医さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20060403)、本当にそう。私も言いたかったけどうまくまとめられなかったことを適切に書いて下さっているので是非ご一読を!今はひっそり静かに進行中ですが、そのうち大変な騒動にな…

F1第3戦 オーストラリアGP。

2006/04/03 (月) 大荒れのオーストラリアGPだった。荒れた展開に目を奪われてうっかりしていたが、きっこさんの日記でミシュランとブリジストンのタイヤ戦争が圧倒的にミシュランの勝利だったことに気づいた。 以下M=ミシュラン、B=ブリジストン、( )内…

身につまされる。

■2006/04/02 (日) 松本竜助さん、早すぎる一生だった。ちょうど先日義母が同じ病気で倒れたばかりなので、非常に身につまされる。そういえば実父も49歳で病気で命を落としたのだった。(以前の日記にも書いたが、まさしく医療ミスだった。医学的知識もなく血…

3月32日。

ヘーメラーの千里眼 (上) 小学館文庫 ま 2-15作者: 松岡圭祐出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/03メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見るヘーメラーの千里眼 (下) 小学館文庫 ま 2-16作者: 松岡圭祐出版社/メーカー: 小学館発売…

命の終焉。

■2006/03/31 (金) 悪循環とはまさに今の民主党。ドラマの筋書きでもありえないほど、全てが後手後手に回り、挙句の果てにきっと隠したかっただろうと思われる、偽情報提供者への金銭授受(未遂らしいが)まで明るみにでてしまった。事態がこうなることを何故…

すこし元気になりました。

■2006/03/30 (木) いくつかの医療問題について、まだ考えがまとまらず、悶々としています。29日の日記を書いたときはかなり意気消沈していたのですが、励ましのメールで力をいただきました。おかげで何とか日常業務をこなしております。(ありがとうございま…

当直業務への恐怖。

■2006/03/29 (水) 毎日事件満載で書くのが追いつかない。医療側の至らない点ももちろんあるが、割り箸事件での親の態度や、市民病院での院長のやり方をみていると、勤務医生活が途方もなく徒労でむなしいという思いにとらわれる。外来や入院患者とはある程度…

問題がどんどん露出。

■2006/03/27 (月) 終末期医療の患者の人工呼吸器を故意にはずした疑いで富山県の市民病院の捜査が開始された。この事件は福島事件とはいくつかの面で全く異なっている。 1)対象が終末期医療だった。2)人工呼吸器離脱による死が確実に予想された。3)主…

謎の食物。

■2006/03/25 (土) 久しぶりに爽快なこと(おおげさ〜)があったのを書き忘れていた。ある謎が解決したのだ。 ↓ 半年ほど前に、知人からトルコ旅行のお土産をいただいた。箱はトルコ語で書かれており解読不能、箱の写真では四角な白い物体の中にピスタチオと…

みのさんがまともに見えた。

■2006/03/24 (金) きっと腹立たしい感想を持つだろうと思っていた、特番「みのもんたの医者ズバ」であるが、予想通りつっこみどころ満載だった。途中からみたのだがまず名医20人・・・大体番組に出てくる医者はそれだけで胡散臭いのが通常だ。今回の出演ドク…

崩壊はスピードを増している。

■2006/03/23 (木) 4月の改悪に向けての第二回対策会議が医局で行われた。事務長・院長・看護部長と病院のトップも顔をそろえたが、相変わらず危機感が感じられない。下々の医者は戦々恐々としているのに、幹部たちのこののんびり感は何なのだろう?危機感ナッ…

誰が判断?そして判断ミスはまた罪になるのか?

■2006/03/22 (水) 救急搬送時点で患者を何処に運ぶかは救急隊員の判断になっているが、 ↓(ネットでの報道より) <救急隊員>重症判断に限界 慶応大調査「適正」は2割 救急車で慶応大病院に運ばれた重症患者のうち、救急隊が重症と判断していた患者は約2…

砂上の楼閣。

■2006/03/21 (火) 新聞で読んだニュース。↓ がん患者やその家族ら約2500人が全国から参加して「第2回がん患者大集会」が東京都内で19日開かれ、「最高で最適の医療をどこにいても誰でも受けられる日本にしたい」とするアピールを出した。 アピールは「自分に…

珍しく正論の報道

■2006/03/20 (月) 共同通信としては珍しく正論だ。 ↓ 患者の選択肢広がると期待 医師は品質めぐり不安も(共同通信社) 【2006年3月20日】 「効き目が同じならば、値段が高い新薬よりも安いジェネリックの方がいい。何より自分で薬を選ぶことで知識も深まっ…